ふじいろワンロード

私は決めたんだ。寄り道はしない。

いつまでも、踊ってくれますか

 

V6 と ダンス

 

切っても「切れないもの」、そして「切らないでほしいもの」。

私はそんな風にこの関係性を見ています。何度見てもV6のダンスが大好きだし、いつまでも見ていらるなと思う。V6の新曲のタイトルを聞いて「踊るか、踊らないか」という予想をファンの間でほぼ毎回繰り広げるほど、V6のファンは私と同様に彼らのダンスが大好き。コンサートの時もダンス曲が鉄板で盛り上がるし、何より新曲で踊るときと踊らない時のテンションが結構違うなあと思う。(主観)

今回は、「V6とダンス」というV6の要素の中でも欠かせない部分について、思うところを書いていきたいなあと思っております。

では、まずですね。「いや、何がそんなにいいのよ、V6のダンスって」っていう人も結構いるのかなと思うんです。なので、「ここが最高!V6のダンス!」 っていう思いをここに書いてもいいでしょうか。いえ、書きます。

 

◆ここが最高!!V6のダンス!

1.一人一人の個性が違くて最高! 

V6のダンスを見るとき、基本的に目が足りません。一人ひとりが本当に異なる魅力を発しているから!同じ振り付けで同じことをしてても良さが全然違うのです。なので私は歌番組や、コンサートDVDを見るときは「今回は健君を見る!次はイノッチを見る!」と決めて見ています。(途中で結局他の人や、全体の美しさに目を奪われることもしばしばありますが)何が違うのか、受け取り方は自由だし、私の主観でこのメンバーのこういうところが好き!っていうポイントを書いていきます!!(ちなみに私はクラシックバレエ 9年、チア 4年、HIP-HOP 1、JAZZ 1年くらいのダンス経験です)

 

坂本昌行

まあくんは、とにかく綺麗、美しい。手足の長さを存分に活かしたダンス。見ていて思うのは、HIP-HOPにかなり近い振り付けでもJAZZっぽい要素を強く感じること。HIP‐HOPってリズム感先行な感じのダンスだと思うんですが、まあくんのダンスは音楽を感じているダンスというか。そして、手先、足先まで神経が行きわたっているんだけど、「抜く」のがとても美しい。「抜く」っていうのは「全力じゃない」ってことじゃなくて、強弱を見せる美しさ、カッコよさ。「弱」があるから「強」が生えるし、「弱」も絶妙な抜き加減だから「余裕」を感じるんだよね。大人。ダンスまでも大人。

 

長野博

長野君はあんな貴公子みたな顔しておいてダンスは激しいよね!!私的には長野君の注目ポイントはアイソレーション(体を部分的に動かすこと)。胸だけを動かすとき、腰だけを動かすときの可動域が広いというか…。だからすごく大きい踊りだし、激しい!そして、思いっ切りが良い!あと好きなのは肘と肩かなあ。手を出すとき、肘を伸ばすとき、長野君のあの独特の肘と肩の使い方大好きなんだよな。うまく説明できない…。とりあえず2013年のSupernova見てほしい…。(語彙力・丸投げ)私の言葉で表現しきれない!!!!

 

井ノ原快彦

手がカワイイ。なんだろ、他のメンバーと比較すると手の向きが独特でいつもカワイイ。あとね、井ノ原さんはメリハリが明確で、体の位置が明確で、重心移動が明確なイメージがある。だからシャープに可動域が広くてはっきり!くっきり!彼のダンスを堪能できる。あと体が軽い!軽やか!ジャンプをしたり、重力感じる振り付けでもとっても彼は軽やかに見える。さらっとやっているように見える。体幹がしっかりしているのかな。あんな細い体とは思えないパワーとメリハリです。そして、細かいステップの時の井ノ原さんの足さばきも好き!

 

森田剛

森田さんはね、カウント目いっぱい使う人だよね。カウントの限りなく後ろのほうで踊る人な気がする。遅取りかな。でもカウント目いっぱい使ってプラスアルファの感情の表現とか、目線の使い方とはか、森田さんらしいエッセンスを追加してくる。剛君ってHIP-HOPのイメージが強いと思うんですけども、剛君のダンスってビート優先じゃないよね。音楽とか表現優先っていうのかな?だからちょっとJAZZっぽい要素もあって。剛君にしかできない表現だなあといつも思うし、体の使い方が綺麗。基礎があるからこそ、上乗せされたエッセンスがすごく光っている人っていうイメージ。

 

三宅健 

健君は「ここを魅せたい!!」ってポイントを大切にしている気がするなあ。とことん魅せ方を追求して、感情の込め方をすごく丁寧にとらえてる気がして。だから、健君のダンスは手先や表情まで繊細な表現な時もあるし、アップ、ダウンを明確に見せて、自分の可動域以上に大きいダンスを見せてくれる時もあって、いろんな顔があるなと思う。健君はダウンでしっかりダウンしてる所も大好きだなあ。あとあと健君は「ここ頑張る!!」って思ったら少し早取りになるのもちょっと健君らしくて好き。あと、健君が指先を見つめるときの眼差しも大好き。表情までもダンスに組み込まれている感じ!!好き!!

 

岡田准一

バネは一番あると思う。ダイナミックなダンスは一番准君が向いてるよね。ジャンプしたり、キックしたり勢いや思いっきりが必要な振り付けの時は准くん!っていうイメージ。床に手をつく振り付けとか、強弱をはっきりさせたい振り付けの時は准君に目が行くなあ。ただ、准君は最近振り付けをはしょってしまうので…(笑)本気出したらもっとすごいのになと何度も思っている。もっと本気で踊ってほしいなあ。本当に他の5人にはない思いっきりの良さがあって私は大好きです。(もっとダンス本気でやって…!)

 

2.感情表現が最高!

全員に共通でいえることだと思うんだけど、V6の感情表現が本当に好き。表情も楽曲の世界観をちゃんと理解した上で歌っていると感じるし、切ない曲の時の表情を見るとキュンとするし、カッコいい曲の時のどや顔も「はああああ」ってなるし、明るい曲の時の笑顔を見ると癒されるし、エロい曲だと見下されてる感じが「もう死んでもいい」ってなるし、世界観をちゃんと体現している感じがすごい好き!!(他のアーティストさんもやっていらっしゃる事だと思うんだけど、V6の表現は特に好き)

そして、顔の表情だけじゃなくて、ダンスとしての体の使い方とか、手の伸ばし方とか、カウントの取り方とか、私は曲によって全然違うなあと感じるんだよね。

だからこそ、V6の曲は作品として成り立っているというか。大人にいなればなるほど、その世界観がどんどん深まっている感じがする。本当にこういうところが職人技を感じるというか。好きです。大好きです。

 

3.なんで揃うの、わけわからない

 先ほど散々それぞれのメンバーの良さを書きましたが、V6のダンスはそれらの個性が消されることはないです。それぞれの良さを消さずに残している。例えば、剛君は基本たっぷりカウント取るし、健君はたまに早取りになるし、忠実にカウント取るタイプの人もいるので、本来バラッバラでもおかしくないわけです。

ただね、多分これは完全に彼らの努力だと思うんですが、揃うんです。びっくりするんですが。でもね、これを読んで下さっている皆様と、私の「揃う」という観点をそろえたくて。多分、おじゃんぷちゃん(Hey!Say!JUMP)のファンの方とか、韓流グループのファンの方から見たらそこまで完璧に揃っていないと思います。そぜならV6は「個性自由主義」だから。それぞれの良さを消さず、揃えられる所は揃えるっていうスタンスな気がするので…。なので、完璧にシンクロしてる!って感じじゃなくて、それぞれ異なるいい表現してるのになぜか揃っている!!っていう感じなんだよね。「ここ揃えるポイント!!!」って所ではびっくりするほど揃ってる。ほれぼれする。

実際問題、ご本人たちは「自分たちのダンスは揃ってない、揃わない」という発言もしています。ファンは「いや、揃ってるよ…」と思ってますが(笑)ご本人様たちの「揃っている」はそれこそ韓流の方々のような一糸乱れぬ揃いっぷりなんだと思います。

4.総括

だから、V6のダンスは全体を見ていてもめちゃめちゃ楽しいし、個人をしてもめちゃくちゃ楽しい!!!「あら、あなたそんな所でめちゃくちゃイイことしてるじゃないの!!!」っていう現象も超楽しいし、何度見ても飽きない。「ここの部分はまあくんが好き、ここの部分は剛君がすき!」とか好きなポイントがそれぞれにあったりするし、テレビ番組でも「この前の番組はこの部分は健君は映ってなかったけど、今回見れた!ありがとう!」ってなったりするんですよね。やっぱり私にとってはV6のダンスは最強なのです。(主観)

 

 ◆最近気づいたこと

V6のダンスが大好きだから、やっぱり、V6には踊り続けてほしい。でも、今踊ってくれていることも決して当たり前ではないとだと近年で痛感しつつもある。昨年、忘れられな言葉に出会ったのも、一つのきっかけかもしれない。

 

気が付けば、ジャニーズ事務所の中で”歌って踊るグループ”の最古参となった。この6人組は、いよいよ諸先輩たちも成し得なかった未知のフェーズに足を踏み入れようとしている。(日経エンターテイメント2017.9)

ハッとした。そっか、そうなのか。

 

私たちファンはV6のダンスが大好きだから、「踊り続けてほしい」と、ただそれだけを純粋に願ってきていたけれど、そんな間に時が経っていて、凄いことになっていたのだと。私も2005年にファンになり、気づけば12年以上も時が経って、中学生だった自分が社会人になって。時間が過ぎている感覚はあったけど、この言葉のような観点を強く抱いてはいなかったなと。もちろん、歌って踊る先輩が1組、上にいらっしゃったときから「V6は上から2番目だ!」とも思ったことも一度もなかったんだよね。この事実に気づけたときに、真っ先に思ったのは、「ああ、当たり前じゃなかった。頑張りにもっともっと感謝をしなきゃいけなかったのに。」ということ。普段から踊ってくれる度に「ありがとう」と思っては来たし、ここ数年で「いつまで踊れるか」という気持ちがなかったわけではない。でも、そんな感謝では足りないほど、凄い道をV6は歩いていたんだということ。なんて素晴らしいことなんだろう。何回ありがとうって言っても足りない。

 

そして、昨年のコンサート(V6  LIVE TOUR 2017 The ONES)でまあくんが怪我をしてしまったことも印象的な出来事でした。2011年のコンサート(V6  LIVE TOUR 2011 Sexy! Honey! Bunny!)では長野くんとイノッチがあばら骨折っていたのにコンサートしていたという衝撃事実もありましたが、「そうか怪我しちゃったか…」という気持ちとまあくんもしんどいのかなと思ったりもしました。あと、健君もラヂオでMCでエネルギー切れでボーっとしたりしちゃうとか、お腹が空いちゃうとかいう発言も、いつもそうなのかもしれないけど、色々考えてしまう部分でもありました。怪我はしてほしくないし、突然倒れたりしたらどうしようとか、余計なお世話かもしれないけど、心配してしまいます。

若い子のファンからしたら「おっさんだな」と笑われてしまうのかもしれないけど、そういうことじゃないんだよ。彼らはまるで20代のコンサートなんじゃないかってくらい踊ってくれるし、アリーナ中をまわって、ファンの近くに来てくれるし、すごく動き回ってくれるし…。昨年のコンサートは平均年齢40.7歳(コンサート当時)とは思えないくらい踊ってくれた。開演する前、「今年はどれくらい踊ってくれるかな…」と思っていました。でも、終わった後は「あんなに踊ってくれて!!!!ありがとう!!!!(感涙)」ってレベルでした。

正直、こんなに踊らなくてもグループ活動はできると思います。ここまで踊らずに活動を続けているグループはジャニーズ以外でもあるわけだし、「昔のほうが踊ってた」というのは普通のことだと思います。でも、V6は「昔の振り付け簡単すぎで、今なら15分で覚えられる」(ニュアンス)というくらい、やみくもに激しい振り付けはそぎ落とされて来ているものの、振り付けの難易度は年々上がっている。挑戦をし続けてくれるし、リーダーであるまあくんが「V6はダンスグループ」と言ってくれる。これがどれだけ凄いことなのか。フィジカル面を維持し、怪我をしないようにしたり、彼らの努力なしには成り立たないわけで。(踊らない=努力してない と言いたいのではなく、踊り続ける場合は、こういう努力が必要という事)それは本当にすごい事だと私は思っています。

10代、20代に普通にできることが、突然、普通にできなくなることもあると思います。そんな高いハードルを越えてくれるV6はやっぱり最強にかっこいいし、なぜそうしてくれるかというと、「ファンが自分たちのダンスを求めているから」という理由は大きいのではないかと思います。

 

無理させてるのかもしれない…と思いつつ。

 

いや、怪我しない程度、無理しない程度でいいから、踊り続けてほしい…

 

そう思ってしまう、ワガママなファンです。V6の次の新曲、『keep going』のダンス、ゲロムズと健君が言っていました。ありがとう。本当にありがとう。感謝することしかできません。そして反響で応えるしかできません。でも、「私たちはあなた達のダンスが大好きだよ」って伝え続けたいし、1秒でも長く、ダンスをするV6を見ていたい…。ごめんね、こんなファンで。

 

「踊る」

この選択をし続けてくれるV6はやっぱり最強です。

そして、彼らが踊ってくれるのは、決して当たり前じゃない。

 

ワガママですが、いつまでも踊ってくれますか?

 

天国で、ふわふわした雲の上で、MUSIC FOR THE PEOPLE踊ってくれますか?

 

あなた方のダンスに惚れてしまった私たちを、どうか許してくださいね。

 

 あんず