ふじいろワンロード

私は決めたんだ。寄り道はしない。

Snow Dream〜果たしたい約束

ジャニーズのファンを始めてもうすぐで丸13年になる私ですが、ずっと足を踏み入れずに来た領域がありました。

それがジャニーズJr.です。

今思えば、私がV6のファンになった時、彼らは既にデビュー10周年でした。もう、アイドルとして自分達の行く道がほぼハッキリしており、さらにそこから次の一歩を踏み出そうとしている時期でもありました。自担はデビューしてて当たり前。そんな状況で私はずっとファンをしていました。私がファンになった頃、既にV6はコンサートでジャニーズJr.を使わなくなり、ステージに立つのはいつも6人だけ。テレビドラマをあまりしないグループなのでバーターで絡む後輩も少ないし、「V6が大好き!!」と言ってくれる後輩はメインが嵐、生田斗真君などジュニア黄金期の面々、そして超貴重な野澤くんという業火三宅担がいたくらいで、コンサートを後輩が観に来ることも少なく、本当にジャニーズJr.の皆さんとの絡みはほぼ皆無なグループでした。

その為、私はそもそもジュニアの子の事をよく知らないし、ファンの事情なども当然知らなかった訳です。

そんな我々V6ファンに激震が走ったのは間違いなく、2016年の滝沢歌舞伎の時だったと思います。「健くんがたくさんのジュニアに囲まれて舞台に出る…?」意味はわかったけど想像は出来ませんでした。健くんジュニアと絡めるかな〜、どんな絡み方するかな〜、仲良くなるのかな〜?と半信半疑。

そんな状態で走り出して、巡り合ったのがSnow manのみんなでした。

雑誌を拝読していると、健くんを受け入れるためにSnow manのみんなは沢山気を使ってくれ、配慮してくれ、準備をしてくれ、助けてくれた事がわかりました。みんないい子達なんだろうなぁ、ありがとう。そんな感じでお稽古の時期は見守っていたのですが、2016年の滝沢歌舞伎では開幕して早々に健くんが足の指を骨折してしまい、大幅に内容を変更せざるをえない状態になりました。健くんはすごく気にしいな人なので、凄く心配していたし、自分が一番先輩という立場にも余り慣れてはいない健くんが更に気を使いまくってしまうのではないかと私も気を揉む日々でした。そんな心配を抱えながら新橋演舞場でステージを見た時、すのちゃん達の徹底的なサポートをいろんな場面で見ました。(※すのちゃんといつも呼んでおり、この呼び方でお許しください)健くんが入るべきポジションにSnow manメンバーが入ってくれていたり、足に負担がかからないようにさりげなくフォローしてくれたり、楽しそうに健君とアイコンタクトを取ってくれていたり…。私は涙なしには観れず、みんなが笑ってるシーンも私はなんだかうまく笑えませんでした。それは、健くんがすのちゃんを可愛がっている姿がヤンチャなお兄ちゃんのようで、心が温まったからだと思います。ジュニアには今こんな子達がいるんだなぁ、有難いなぁ…としみじみ感じながら帰ったものです。

あれ以来、V6ファンの中ですのちゃんも応援する!という方が徐々に増えていきました。すのちゃんは少しV6に似ていて、6人組だし、ダンスやアクロバットが得意だし、あんまりガシガシ前に出ていかない感じがして、V6ファンが好きになるのも頷けるなあと思います。私もすのちゃんのお仕事は度々様子を見ていて、頑張ってるかな〜?元気かな〜?と思っておりました。その折、ジャニーズJr.のYouTubeチャンネルの開設とそのグループの中にすのちゃんがいる事を知りました。早速チャンネル登録をして、すのちゃんの動画のみ鑑賞し、高評価ボタンをポチポチしていたのですが、なんと、すのちゃんが横アリ単独公演の動画を上げていてこりゃまたビックリ!!!すのちゃんの単独横アリ公演の存在はもちろん知っていて、おめでとうと思っていたし、どんな公演なのかな?!と気になっていました。

ZIGZAG LOVEの存在も既に知っており、一度何かで見る機会があったので、You Tubeの動画はニコニコしながら拝ませていただいたのですが(間奏の阿部ちゃんカワイイですね)、衝撃を受けたのはSnow Dreamでした。

youtu.be

ああ、こういう感情なのか…

これが拝見してからの第一印象でした。

涙で滲む約束がまだ果たせない僕だから
もう少し傍に居て
もう何度も告げたセリフだね


「すのちゃん」なんて呼んでおりますが、私は彼らと同世代です。ジャニーズのデビューの最年長記録が25歳。際どいところまで来ているというのは勿論私も分かっていました。でも、本人たちはこんなに心細く、か弱い気持ちでいるのかと思い、ハッとしました。(もちろん作詞はご本人ではないと思いますが)

「もう少し傍にいて」

「デビューからが始まり」だと思っていたこれまでの私なら、「"もう少し"じゃダメでしょ?!"ずっと"でしょ?!」と彼らを鼓舞したいからこそ言いたくなってしまったと思うのですが、「ずっと傍にいて」なんて言えないんですよね、だって「もう何度も告げたセリフ」だから。歌詞の言葉とその裏にある想いがスーッと心に落ちてきて、私は言葉を飲みました。

君と描きたい風景がまだ未完成な間は
もう少し傍に居て
Wow あと少し

涙で滲む約束がまだ果たせない僕だから
もう少し傍に居て
もう本当は聞き飽きてるよね
Wow Wow Wow 君の声が
Wow Wow Wow 夜空に舞う

ちゃんとファンの気持ちを分かってるから。「もう少し…もう少し…」。それしか言えないんだよね。1番不安なのは自分だけど、ファンの事も不安にしてしまって…。そんな気持ちがこの曲を歌う彼らの表情からも十分すぎるくらいに伝わってきました。この曲がプレゼントだなんて、ファンの方々は嬉しかったでしょうね。Snow manの得意とする激しいダンスとアクロバットを封印し、想いをしっかりと乗せたこの曲はファンの皆さんに「これからもこの人たちを応援しよう」と思わせてくれたのではないでしょうか。

デビュー組のファンをやるのは、もちろん幸せな事も多いけど、しんどい事もあります。でも、ジュニアのファンのみなさんとはしんどさが違うというか。デビュー組はデビューしてるから、解散や自然消滅や解体と合併などのリスクが低い。「ずっと一緒に」「これからも一緒に」という言葉をファンに投げかけやすいと思います。シングルをたくさん出してくれなくたって、半年以上グループ活動がなくたって、2年に一回しかコンサートしてくれなくたって…、私たちはV6を待つことができる。私たちが待つことができれば、いつか彼らは戻ってきてくれると信じることもできる。でも、そんなに簡単じゃないね、ジュニアのファンって。

私も堂本光一さんの現場にたびたび行く関係で、MAというグループ(屋良、町田、秋山、米花)を応援というか…、いつかデビューできたらと願っていた時期がありました。でも結局4人中3人が様々な理由で退所してしまいました。あの切なさはなんとも言い難いです…。応援している方の悲しみは計り知れません。いつの間にか自担がいなくなっている、グループが自然消滅してしまうなんて。辛すぎる。

そんな恐怖と闘いながら、応援するのは並大抵なことではないと私は思いました。そして、そういった不安な日々を自分のファンに課してしまっている事をちゃんと理解しているすのちゃんは本当にえらい。これからも腐らずに頑張り続けてほしいなあ。

Be the one 君のOnly one
Twenty four seven 命を燃やして
春を待ち侘びながら君のことを考えてた
I want to become your famous
その願いはいつか叶えます
絶対あきらめないよ
選り取り見取りつかむSnow Dream

うん、ファンの為にも諦めないであげてくださいね。6人の活躍を、V6ファンの私も心から願ってやみません。周りになんと言われても、決して諦めないでね…。

突然、部外者が分かっているかのようにこんなブログを書いてしまい、Snow manファンの皆様、すみませんでした。今年の滝沢歌舞伎でもすのちゃんたちはとっても輝いていました。すのちゃんの未来が「描きたい風景」につながっていると信じています。

失礼いたしました。

あんず